キャットフードはどうすると腐る?果たして腐ったキャットフードの見分け方は?

いつも何気なく食べさせているキャットフード。
キャットフードを食べているネコちゃんの姿も可愛くてたまらないですよね♪
しかし、そのキャットフード飼い主さん方は普段どこで保存していますか?
また、もし腐っていた場合その状態を見分けることはできていますか?
ということで今回は、キャットフードが腐る原因と腐ったものの見分け方についてお話ししていきます。
Contents
どうするとキャットフードが腐る?
キャットフードの管理は飼い主さん方の大事な役目です。
人間の食べ物と同じで一番怖いのがキャットフードの酸化。
キャットフードが腐る(酸化する)原因は保管・保存方法が大きく関係してきます。
ここではまず、どうするとキャットフードが腐るのか見ていくことにしましょう。
その場所での保存は避けてください!
キャットフードにも種類は様々で、主にドライフードとウェットフードに分けられます。
保存場所に関しては、注意書きされていることが多いですよね。
おさらいにはなりますが、ドライ・ウェットともにどのような場所は避けるべきなのか確認していきましょう。
- 温度差が激しい場所や高温の場所は避ける
- 湿気の多い場所は避ける
- 直射日光の当たる場所は避ける
仮にこのような場所に長い期間保存するとキャットフードはみるみるうちに劣化します。
フードの香り・味・品質ガクッと落ちることに。
特に開封後のキャットフードを空気に触れさせるのは絶対にNGです。
これは間違い!ドライフードをそこで保存するのは腐る原因
私のネコ友にもいたのですが、高温多湿じゃなくて暗所...冷蔵庫が一番!と、ドライフードを冷蔵庫で保存する飼い主さんも中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、それは大きな間違いです。
冷蔵庫でのドライフード保存は、出し入れの際に温度変化で結露が起き、繰り返すことによってカビが生えやすくなります。
余ってしまったウェットフードを1日保存する時には冷蔵庫をおすすめしますが、ドライフードの保存には不向きなので避けるようにしてください。
賞味期限切れには注意
賞味期限を過ぎたキャットフードはいきなり腐るということはありません。
よく人間の食べ物でも「消費期限じゃなく賞味期限だから過ぎても食べれるでしょ」という考えの方がいらっしゃいますよね。
そもそも賞味期限は美味しく食べられる期間のこと。
考え方としては間違っていないのですが、賞味期限を過ぎるとおいしさが半減することは頭に入れておきましょう。
見た目ではわからないかもしれませんが、賞味期限を過ぎたキャットフードは確実に味や香りが劣化しています。
未開封で賞味期限を少し過ぎているものであれば、鮮度は多少落ちていますがネコちゃんに食べさせても大丈夫です。
さすがに、未開封でも1年以上過ぎているものは与えてはいけません(汗)
また、賞味期限の切れたものを大切なネコちゃんに与えるのはちょっと...と思う飼い主さんは迷わず廃棄してください。
腐ったキャットフードをネコちゃんが食べるとどうなるの?
保存方法を間違えたり賞味期限を大幅に過ぎたりしたキャットフードは品質や栄養価がガクッと落ちます。
そのようなキャットフードをネコちゃんが食べてしまうと、下痢や嘔吐の症状が出るとともに老化を早める原因となってしまうんです。
また、酸化したキャットフードはネコちゃん体内で過酸化脂肪酸に代わり、血中コレステロールの割合を増やします。
そのため、ガンや動脈硬化のリスクを高める危険性大です。
腐ったキャットフードの見分け方
「キャットフードがどうすると腐るのかは分かったけど、腐ったキャットフードはどうはんだんするの?」
と疑問に思う飼い主さん方が多いのではないでしょうか?
そこで次項では、腐ったキャットフードの見分け方についてお話ししていきます。
触る・嗅ぐ・見る
酸化・劣化によって腐っているかどうかは実際にフードを触って・嗅いで・見て確かめましょう。
- ドライフード
✓ベタベタする
✓軟らかい
- ウェットフード
✓色やニオイが変
このような変化が見られる場合は、腐っている可能性があります。
無理やり食べさせず、破棄するようにしてください。
また、お皿に出した瞬間から酸化は始まります。
お皿に出したまま1日経過したキャットフードはドライ・ウェット関係なく、香り・味・品質が落ちるということは覚えておきましょう。
ネコちゃんの様子もチェック
キャットフードが腐っているかどうかは、ネコちゃんの食事の様子からも伺うことができます。
お皿に盛ったキャットフードのニオイは嗅ぐのに、一口も食べない...
なんてときは、ネコちゃんが「これは腐ってて食べれないにゃ」と思ったサインかもしれません。
もともと食欲不振になりやすいネコちゃんは、本当に今は食べたくないというパターンもなくはないですが、見分けるポイントの1つとして覚えておくといいと思います。
ベストな保存方法で酸化防止!
腐ったキャットフードを見分けることも大事ですが、最優先すべきはキャットフードをしっかり保存して腐らせないこと!
最後にキャットフードのベストな保存方法をご紹介します。
これを機会にみなさんが普段やっている保存方法を見直してみましょう。
ドライフードのベストな保存方法
ドライフードの保存期間はだいたい開封後約1か月です。
開封後はできるだけ空気に触れさせないことが大事になります。
そのため、密閉できる別の容器やジップロックに小分けにして保存するのがベストです。
原材料によっては害虫がつきやすいものもありますから、最近ではフードストッカーを利用する飼い主さんも増えてきています。
ウェットフードのベストな保存方法
ウェットフードは水分量が非常に多く、傷みやすいので基本的には開封したらその日のうちに食べきる方がいいです。
ですが、どうしても余ってしまった場合は別の容器に移して冷蔵庫で保存します。
注意してほしいのが、どう頑張っても鮮度を保つのが難しいウェットフードは1日が保存期間の限界だということ。
また、缶や袋のままでの冷蔵庫保存はカビや細菌がみるみるうちに広がるので、必ず別の容器に移し変えるようにしましょう。
まとめ
キャットフードも人間の食べ物と同じように、保存状態が悪いと腐ってしまいます。
また、腐ったことに気づかずにネコちゃんに食べさせてしまうと体調不良や病気の原因になるので、まずはキャットフードを腐らせないようベストな保存方法で保存しましょう。
万が一腐ってしまった場合は、もったいない...と思わず破棄するのが正解です。
ネコちゃんにいつでも新鮮なキャットフードを与えるためにも、キャットフードを腐らせるような保存方法や保存場所は避けるようにいてください!