話題のノーグレインキャットフードの良さとは?ネコちゃんの食生活をしっかり考えた食事

愛猫家たちの間で人気を集めているノーグレインキャットフード。
ネコちゃんの身体に適しているごはんとして、獣医さんも推奨するほどです。
と言われても、実際にどんな良さがあるのかはわからない飼い主さんも多いと思います。
そこで今回は、ノーグレインキャットフードについて詳しく見ていきましょう♪
ノーグレインがネコちゃんの身体にどのように影響するのかお伝えしていけたらなと思います。
Contents
ノーグレインってどういうこと?
ネコちゃん業界ではよく耳にするノーグレインという言葉。
多くの獣医さんもすすめるノーグレインとは一体どんなものなのでしょうか?
まずは実際にどんなキャットフードなのかお話ししていきます。
穀物を配合していない
グレイン=穀物
つまりノーグレインは穀物不使用、原材料に穀物(米・小麦・トウモロコシなど)を含めずに作られたものを指します。
主に肉や魚などが多く配合されたキャットフードです。
本来、肉食動物のネコちゃんにとってはたまらないごはんになります。
日本のメーカーではまだまだ穀物を使用したキャットフードが多いですが、動物愛護の先進国イギリスをはじめとする海外ではノーグレインが一般的です。
価格は少々お高め
ノーグレインキャットフードは穀物不使用で作られている分、素材1つ1つにこだわっている商品が多いため比較的価格は高いと感じる飼い主さんも多いと思います。
ですが、格安のものにはデメリットやリスクが付きものです。
それでもコスパ重視で行くのかネコちゃんの身体のことを一番に考えるのかは飼い主さん次第。
また、注文を受けてから作り始めるメーカーもあるのでいつでも新鮮なキャットフードをネコちゃんに与えられるというのは飼い主さんもネコちゃんも安心できるポイントでもあります。
ネコちゃんの身体にとって穀物は苦手な食べ物
先ほどもお伝えしたように、ネコちゃんは肉食動物でありネズミなどの小動物を食べて生活してきました。
私たち人間のようにお米など穀物の炭水化物からエネルギーを得るのではなく、主にタンパク質でエネルギーを得ています。
そのため穀物を口にすることが少なかったネコちゃんは、穀物を分解する消化酵素が発達していません。
よって、穀物を消化・吸収するのは難しく体に負担のかかるものだとされています。
獣医さんがノーグレインキャットフードを推奨する理由のひとつであり、ネコちゃんにとってあまりよくない成分であることがわかりますよね。
穀物を食べるとどうなっちゃう?
穀物の消化・吸収が難しいネコちゃんが穀物を食べるとどうなるかと言いますと、もちろん消化不良で嘔吐や下痢の症状が現れます。
このような状況が続くと、消化器官が劣化したりアレルギーを引き起こしたりとネコちゃんの身体に何らかの異常が出てしまうことに。
またエネルギー代謝も悪く、体内に残りやすい穀物は太る原因です。
ひどくなると人間と同じように糖尿病になってしまう可能性もあります。
ですから、基本的には穀物はネコちゃんにとって必要のないものとして考えられているんです。
ノーグレインキャットフードのここがイイ!
ノーグレインキャットフードはネコちゃんが苦手な穀物不使用で作られたネコちゃんのためのキャットフードです。
次項では、そんなノーグレインのここがイイ!をたっぷりお話ししていきますね♪
ここがイイ!⇒ネコちゃんに優しい
もともと他の動物よりも消化管が短いネコちゃんはタンパク質や脂質の消化・吸収に優れています。
ノーグレイン、肉や魚メインのキャットフードはネコちゃんにとって非常に消化しやすくエネルギーにしやすいごはんです。
さらに、タンパク質を含む食材の香りに敏感なため食いつきもよくなるそうで、食欲不振が改善されたという飼い主さんもいらっしゃいました。
ノーグレインは、ネコちゃんの消化・吸収をサポートしエネルギーとして必要なものだけを摂取できるネコちゃんに優しいキャットフードだと言えます。
ここがイイ!⇒ダイエット効果もあり
ネコちゃんにとって穀物(炭水化物)の摂取は肥満の原因。
ノーグレインキャットフードは穀物を一切使用しないことで肥満リスクを阻止し、運動不足のネコちゃんたちも気にせず食べられちゃうのも特徴になります。
そのため、ダイエットを目的に穀物入りのキャットフードからノーグレインキャットフードに切り替える飼い主さんも多いようです。
肥満予防できるということは糖尿病予防にもつながりますから、ネコちゃんの健康維持と健康管理をしっかりするのにも優れています。
ここがイイ!⇒アレルギー対策
穀物の中でも小麦やトウモロコシは特にアレルギーを起こしやすい素材だと言われています。
子ネコの頃から穀物のような消化に悪い素材を食べ続けると腸内環境の悪化やアレルギーのリスクも高まるのだとか。
アレルギーの症状は胃炎による下痢や嘔吐、皮膚のかゆみによる脱毛や皮膚炎、悪化すると膿皮症や外耳炎などが併発することもあります。
ノーグレインは穀物を一切使用していないので、小麦やトウモロコシを摂取することもありませんしアレルギーへのリスクを軽減できるわけです。
【注意】格安キャットフードは穀物配合多数
海外ではノーグレインが一般的ですが、日本ではまだ知名度が低いのが現状です。
そこで最後に、市販の格安フードの裏側についてお話ししたいと思います。
格安キャットフードは要チェック
価格が安いというのは飼い主さん方にとってかなりメリットですが、果たして中身はねこちゃんの身体に良いものなのかと言われればそうでない商品が多いです。
平気で穀物を使用するメーカーあるということは頭に入れておきましょう。
なぜ、ネコちゃんの苦手な穀物をあえて入れるのか...
そうお考えになる飼い主さんもしらっしゃると思いますが、深い理由はなくコスト削減のためです。
かさ増しするために穀物を使用するメーカーが多いのだとか。
安くてコスパはいいかもしれませんが、穀物が大量に配合されたキャットフードはネコちゃんのためになるとはとても言えません。
日本ではペットフードの食品安全基準が厳しくない
ペットフード業界ではまだまだ発展途上の日本では、ペットフードに関する食品安全基準は厳しく定められていません。
ペットに食べさせるごはんという認識が強いのか、発がん性のある人口添加物や人間は絶対に食べない死んだ動物や、障害のある動物の肉を使用した商品を普通に売っているのが怖いところです。
一方で動物愛護の先進国イギリスでは安全なペットフードを提供するため、厳しい食品安全基準がしっかり定められています。
コストだけを考えた格安キャットフードはイギリスでは絶対に製造しないでしょうね。
まとめ
ノーグレインは穀物不使用で作られたもので、ネコちゃんにとっては非常に優しいキャットフードです。
現在食べさせているキャットフードは穀物配合ではありませんか?
「全然問題なく食べているわよ。」と思っていても実は「僕の身体にはちょっと重いにゃん...」なんて不満のあるネコちゃんもいるかもしれません。
また、ネコちゃんの様子を最近太り気味だったりフードを変えてから吐くことが多かったりは、穀物入りのキャットフードが原因の場合もあるのでノーグレインへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?
ネコちゃんの健康維持と本来の食生活を精一杯考えて作られたノーグレインキャットフードをお宅のネコちゃんにも食べさせてみてください♪