キャットフードを選ぶ基準って?大事なネコちゃんのために見極めよう

たくさんあふれているキャットフードとその情報の数々。
「調べれば調べるほど何を買ったらいいのかわからない…」という悪循環に陥っていませんか?
愛するネコちゃんのため、安心できるベストなものを選んであげたいですよね。
この記事を参考に、あなたのネコちゃんにぴったりなキャットフードを見つけてあげてください。
Contents
キャットフードを選ぶ基準ってある?
キャットフードを選ぶとき、何を基準にしたらいいかこの項目で見ていきましょう。
原材料と成分を見てキャットフードを選ぼう
キャットフードは原材料と成分をしっかり見て選びましょう。
ネコちゃんは本来肉食動物なので「タンパク質」と「脂質」が必須です。
具体的にどのくらいあればいいのかというと、AAFCO(米国飼料検査官協会)の基準「タンパク質30%以上」「脂質20%」を満たしているものかどうかが重要となります。
また肉食材が豊富に含まれていることもポイントです。
ただし肉は肉でも、ミールや肉副産物などといった表記があるものは注意しましょう。
これらは4Dミート(死んだ動物・死にかけの動物・病気の動物・障害のある動物の肉)と呼ばれ、人間が食べないような安全性を確認されていないものを使用しているからです。
国産=安心はキャットフードに通用しない!?
わたしたち人間の場合「国産=安心」と思ってしまうところですが、キャットフードに関してはその逆!外国産のほうが安心なんです。びっくりですよね。
外国は日本よりもペットフード産業がすすんでいるといわれています。
日本でペットフードが「雑貨」として扱われているのに対し、外国のペットフードは人間の食品と同様に法律で厳しい決まりが作られているんです。
だから安心といえるんですね。
ただし、国産であってもネコちゃんの健康をしっかり考えて作られている商品もありますので一概に「国産は悪い!」とも言い切れないんです。
ドライタイプとウェットタイプならどちらがいい?
キャットフードにはドライタイプとウェットタイプがあります。
ではどちらを選んだらいいのか、それぞれの特徴を見ていきましょう
種類 | 特徴 |
ドライタイプ | ・ 水分量が少なく、カリカリしている
・歯石がつきにくい ・ 総合栄養食といわれるほど栄養が凝縮されている ・長期保存が可能 |
ウェットタイプ | ・水分含有量が75%以上
・食事から水分を一緒に補給することができる ・肉や魚のにおい、食間が残っているのでネコちゃんの食いつきが良い |
キャットフードは総合栄養食を適切に与えていれば、食事が原因で病気にかかることはほぼないといわれています。
ですから、栄養を手軽にとることができるドライタイプの使用を主とすることをおすすめします。
そしてたまにウェットタイプを混ぜてあげたり、特別なときのご飯としてウェットタイプのものを出してあげたりするとネコちゃんも飽きずに喜んで食べてくれるでしょう。
【症状別】ネコちゃんにおすすめできないキャットフードを見極めよう
ネコちゃんの症状別に見ていきましょう。
ネコちゃんのアレルギー
毎日のキャットフードが原因でネコちゃんがアレルギーを引き起こしてしまう可能性もあります。
ネコちゃんのアレルギー症状の特徴は、下痢・嘔吐・毛が抜ける・かゆみや湿疹などさまざまですが、この症状はキャットフードを見直してあげると改善する場合があります。
ネコちゃんのアレルギー対策ポイント3つ
- タンパク質の種類を変える…魚がメインのキャットフードでアレルギーが出たなら、鶏肉や牛肉がメインのものに変えてみましょう。逆も然りです。
- 穀物不使用を選ぶ…ネコちゃんは穀物を分解する力を持っていないので、穀物を多く含むキャットフードを摂取しているとアレルギーが出る場合があります。ですので「グレインフリー(穀物不使用)」のものを選びましょう。
- 無添加のキャットフードを選ぶ…キャットフードの中には添加物がたくさん含まれているものも販売されています。添加物はネコちゃんの体にとても害があるので無添加の安全なものを与えてあげるようにしましょう。
上記の3点を意識して、愛するネコちゃんをアレルギーから守ってあげてくださいね。
ネコちゃんのストルバイト
ストルバイト結石症とは、去勢したオスのネコちゃんがかかりやすい腎臓の病気です。
ストルバイトを患ったネコちゃんには通常のキャットフードを与えないようにしてください。
療法食を食べる必要があるので、獣医師さんの指導を受けたキャットフードを食べさせてあげるようにしましょう。
ネコちゃんの肥満
ネコちゃんの肥満が気になる場合は、穀物が多く含まれたキャットフードは避け、肉や脂質が多く使われているキャットフードを選んであげましょう。
肉や脂質の割合の多いキャットフードは、肉食のネコちゃんにとって消化吸収が早くおこなわれるので過食を防ぐことができます。
したがって、ぽっちゃりネコちゃんの予防・改善をすることができるんです。
価格の低さは品質の低さ!?キャットフードの謎に迫る
キャットフードを調べているとちょっとお高めのものからお安いものまでピンキリです。
「安いほうが助かるけど…」
「愛するネコちゃんに食べさせても大丈夫なのだろうか…」
心配なところですよね。
ずばり結論から言うと、価格の低いものは危険です。
その理由を見ていきましょう。
価格が安いキャットフードは添加物が多い
価格の安いキャットフードには、ネコちゃんの体に悪影響をもたらしてしまう可能性のある添加物が多く含まれています。
- BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)、エトキシキン…酸化防止剤。発がん性。
- プロビレングリコール…保湿・静菌。ネコちゃんが食べると貧血になるとされ、キャットフードへの使用は禁止されている
- 亜硝酸ナトリウム…発色剤。発がん性。
- ソルビン酸カリウム…防腐剤。発がん性。
- グリシリジン、アンモニエート…甘味料。人間が食べる食品への使用は禁止されている。
- 赤色102号(赤色〇号、青色〇号)…着色料。アレルギーや発がん性の恐れあり。
上記のような危険な添加物が含まれているので安価で提供できてしまうんですね。
危険な添加物入りキャットフード、愛するネコちゃんに食べさせるわけにはいきません。
人間の食品にも使わないようなものが含まれているとは、ネコちゃんの小さい体にどんな影響が出てしまうのか…。考えるだけでも恐ろしいです。
量をかさ増しするために穀物をたくさん使用している
ネコちゃんは肉食動物。したがって、穀物を分解する力を持っていません。
しかし、コストを下げるために安価な穀物を使用しているものもたくさん販売されているんです。
分解できなかった穀物は、消化されず体内に蓄積されてしまいます。
蓄積された穀物はやがてアレルギーや病気を引き起こし、ネコちゃんに苦しい思いをさせてしまう可能性があります。
ですから「グレインフリー(穀物を一切使用していない)」のものを選ぶようにしましょう。
以上のことから、安価という理由だけでキャットフードを選ぶのはネコちゃんにとってとてもリスクの高いこととなります。
しっかりとした知識を持ったうえで安全なキャットフードを選んであげてくださいね。
まとめ
キャットフードは、原材料や成分の表示をしっかり見て選ぶことが大切です。
添加物や穀物が含まれていないこと、逆にタンパク質や脂質が多く含まれていることなどチェックすべき点はたくさんありますが、愛するネコちゃんのため!表示をじっくり見てから買うようにしてください。
毎日食べるキャットフード。ネコちゃんも飼い主さんも満足のいくものを選びましょう!